清泉女学院大学 清泉女学院短期大学

  1. トップページ
  2. INFO & TOPICS
  3. 学長杯英語スピーチ・レシテーションコンテストが開催されました

INFO & TOPICS

学長杯英語スピーチ・レシテーションコンテストが開催されました

2021年08月05日 【 イベント

7月9日に清泉女学院大学・清泉女学院短期大学 学長杯英語スピーチ・レシテーションコンテストが開催されました。
日ごろの英語学習の成果を英語で発表し合い、さらなる学習への意欲を高める機会として開催されています。第37回になる本年度は、学部12名(レシテーション6名、プレゼンテーション6名)、短大7名(プレゼンテーション7名)が参加し、英語の実力を競いました。

本年度のレシテーション部門は、下記の3スピーチのうちの一つを暗唱、朗読するものでした。
(1)2018国連気候変動枠組条約第25回締約国会議でのスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(当時15歳)
(2)JKローリングのハリーポッター・シリーズから「失敗に学ぶ」
(3)2015年に世界パブリックスピーチコンテストでチャンピョンになったMohammed Qahtaniの「言語の力」

また、プレゼンテーション部門のテーマをMy Culture(私の文化)として参加者自身の経験を踏まえ、パワーポイントでの映像を駆使して日本や中国文化のプレゼンテーションを行いました。コンテンツだけでなくパフォーマンスのレベルの高さに、学生の意欲と今後の伸びが期待されます。出演者は日頃の練習成果を出しきり、全ての発表が聞いている人を魅了する素晴らしいものでした。

各部門の入賞者は以下の通りです。
◇レシテーション部 参加者:6名(学部:6名)
 1位 学部1年 丸山 結
 2位 学部1年 斯波 未来
 3位 学部1年 室賀 優花

◇スピーチ部 参加者:13名(短大:7名、学部:6名)
 1位 短大2年 田 ティナ (Den Tina)
 2位 短大2年 ニコル慈那
 3位 学部2年 五味 英恵

以下、レシテーション部で1位を獲得した学生の感想です。
-------------------------------------------------------------
学長杯スピーチ・レシテーションコンテストを通して

 私は、今回第37回学長杯スピーチコンテストに参加させていただきました。きっかけは先生からのお誘いでしたが、昔から英語の文章を読むことが好きだったので、喜んで参加を決めました。しかし、本番のスクリプトを見た時、正直単語数の多さに驚きました。自分で書いた短文を暗記することはあっても、既存の文章を暗記して発表するということは初めての経験だったので不安の反面、少しわくわくしました。
 暗記・練習を進めていく中で、どうしても自分一人では解決出来ない課題に何度もつまずきました。聞き手の意見を聞きたいと思い、4人の先生方に声をおかけし、練習にお付き合い頂きました。それぞれ指摘してくださるポイントがまったく異なり、とても勉強になりました。発音の仕方や間の取り方、ひいては感情の乗せ方のレクチャーまでいただきました。とても充実した練習でした。
 そしてコンテスト当日、私はその日とても大きな発見をしました。
 私は今まで、自分は人前で話すことが苦手だと思っていました。しかし、それは単なる思い込みであったということです。
 コンテスト当日、発表の順番が一番初めだった私は、以外にも緊張より楽しみという感情が強く、自分でも驚いたことを覚えています。マイクに向かって話している最中も同じでした。顔を知っている人たちの前でならまだしも、大勢の知らない人たちの前で話すということは、普段の私にとっては、とても難しいことでした。それ故にあの3分間は私にとってとても不思議な感覚でした。
 コンテストが終わって数日経った今、そのことについて自分なりに考察してみました。すると、楽しみだと感じたのは、その時の自分に少しでも自信があったからだという答えにたどり着きました。原稿が手元に来た日から、壇上に上がる瞬間まで、毎日練習してより良いスピーチにするための努力をし続けました。その日々や先生方に教わったことが自分の支えのになりました。
 その中で、反省すべき点もたくさん見えてきました。私はレシテーション中、文章を少し飛ばしてしまいました。その瞬間は気が付きませんでしたが、後に友人に言われて気づいた時はとても悔しかったです。楽しいという気持ちの陰には間違いなく緊張が潜んでいました。
 反省点は思い起こせば起こすほどほど出てきますが、それよりも生まれた初めてのトロフィーが大好きな英語のコンテストで頂けたということがとにかく嬉しかったです。
 そして何より大きかったのは、一緒に頑張る仲間の存在でした。辛さを共有したり、喜びを分かちあったり、切磋琢磨する相手がいるということは何においても重要であると改めて実感しました。授業が終わった後、学校に残って練習したあの時間は私の大学生活におけるかけがえのない思い出となりました。色んなメモを書き込み、何度も何度も読み込んでボロボロになった台本用紙も、今となっては宝物です。
 最後に、今回コンテストを企画、開催し、素晴らしい機会を私たちに与えてくださって、本当にありがとうございました。
 このコンテストをきっかけにまだまだ未熟な自分をたたき上げていきたいです。そして、もっと自分に自信が持てる人間になれるように努力していきたいです。
 コンテスト開催・運営、スピーチ指導をしてくださったすべての方に、感謝気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
(学部1年 丸山 結)

-------------------------------------------------------------

前の記事新着一覧に戻る次の記事