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    ~妖怪から北斎、不気味な芸術、街づくりからボカロまで~

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文化学科の卒業論文発表会(2022年度)
~妖怪から北斎、不気味な芸術、街づくりからボカロまで~

2023年01月27日 【 人間学部文化学科

文化学科の卒業論文発表会が、2023125日(水)13時から16時にかけて学科あげての行事として実施されました。
対面開催で計画されましたが、前日より「10年に一度レベルの大寒波」が日本を襲い、急遽対面からオンラインに切り替えての実施となりました。「文化企画実践」の専門家たちが集まる学科でもあり、切り替えもスムーズに移行し、全学年の学生と教員がウェブをとおして一堂に会することとなりました。
第一部と第二部の二段階仕立てでおこないました。これによってすべての4年生が自らの卒業論文の成果発表を行うことができる建付けとしました。
第一部では各ゼミからの代表が10分の口頭発表と5分の質疑応答が行われました。内容も文化学科の面目躍如たる内容で、実に多様で広範なテーマをカバーするものとなりました。口頭発表への質問も学生によるもので、本学教育の目指す自発性や発信力を養う機会としました。第一部の口頭発表六件の題目は以下の通りでした。
「日本の妖怪の多様性と創造性」、「須坂市のまちづくり」、「遠藤周作『影に対して』の勝呂の母と『わたしが・棄てた・女』の森田ミツの比較」、「不気味な芸術表現の研究」、「ボーカロイドの普及による歌詞とメロディの変化」、「日本の遠近法とはなにかー北斎を通して見る」
第二部では、全学生がブレイクアウト・セッションズで小グループに分かれ、各学年2名ずつ、計8名程度のグループで発表と質疑応答、その他分かち合いを中心に行われました。第二部は3年生を中心とした学生主体で運営され、教育の目指す発信力や他者尊重、自主性を伸ばす機会の実践となりました。
4年生にとっては本学での学修の集大成として、また1年~3年の学生にとってはこれからの研究の可能性とモデルの学びとして、さらに教職員にとっても学科全体の教育とカリキュラムの確認として、文化学科全体の学びの共同体の交流機会としてのイベントとなりました。新型コロナ感染症拡大下にあって、縦割りの行事が減る中で、特に先輩・後輩間の交流をもつことができた意義は大きいです。今後も卒論発表会を通して学生が主体的に動き、自ら発信力を養いそれを発揮できる貴重な教育の場として開催していきたいです。

文化卒論発表会①.png
文化卒論発表会②.png

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