大学のTOPICS
長野市と「思い出シェアプロジェクト」
今年度、文化学科の授業「メディア文化論」では、長野市と連携し『思い出シェアプロジェクト』を展開してきました。この授業はソーシャルメディアなど、個人が情報の受発信を行うことができる新しくできたメディアを中心に取り上げ、その文化的・社会的な影響がもたらす効果について分析し、自ら発信することで理解を深めることを目的としています。プロジェクトは認知症の予防改善を図るための取組として、7月に市内のシニアの方々から昔の生活の様子が分かる写真を提供いただき、デジタルアーカイブを作成して、11月、12月には市内高齢者施設で「回想法」を実施しました。 今回実施した回想法をもとに、デジタルアーカイブでの効果を分析
「ドリアン助川講演会――小説『あん』ができるまで」報告
2020年03月24日 【 イベント|人間学部|文化学科 】
清泉女学院大学の文化学科の主催で、「ドリアン助川講演会――小説『あん』ができるまで」が、2019年11月16日(土)の午後(14:00~16:00)、清泉女学院大学東口キャンパスにて開催され、90名が参加した。 「文化をつむぎ、つなぎ、つくりだす」という文化学科の趣旨に沿いながら、助川さんは講演の主題「小説『あん』ができるまで」に本格的にとりくみ、このためにさまざまな50にも及ぶスライドを準備して下さった。バンドとして活躍された時代、東西の壁崩壊時の東欧訪問、カンヌ映画祭での写真など、聴衆も講演者の体験を直に共有することができた。 小説『あん』はいかにして生まれたのかという講演の主題から
文化トーク『第2回リデザイン信州文化~長野の伝統文化をつなぐ~』実施報告
2月15日(土)、昨年に続き2回目の文化トークを開催しました。このイベントは、伝統文化を地域資源としてのどのように存続・発展させていくかというテーマに取り組むものです。このテーマは、文化学科がこの地に存在する意義のひとつであると考えています。この課題の解決は容易なものではなく、私達だけで解決できるものではありません。そこで、様々な人と出会い、知恵を出し合う場を作ることから始めようと考え、このような公開学習会という形で文化トークを始めました。 今回は、まず地域の文化やヒトと関わりながら「コミュニティデザイン」を実践してきた由井真波さんから「動機のデザイン」という考え方を学びました。そして後半は、
長野市立博物館での文化財レスキュー活動に参加しています
2019年11月28日 【 文化学科 】
長野市立博物館の学芸員の方から情報をいただき、文化学科の学生有志で、文化財レスキューのボランティア活動に参加しています。今回の令和元年台風19号により、水や泥をかぶる、流されるなど、長野市内でも多数の文化財や美術工芸品などが被害にあっています。緊急を要する作業として、カビを生やさないように水分を取り乾かす、和紙がくっつかないように剥がす、泥をとる、分類するなど、膨大な作業があります。文化の力による復興支援は今後も長い活動になることが予想されるため、方法を模索しながら活動を継続していく予定です。長野市立博物館https://www.city.nagano.nagano.jp/museum/